2006年10月03日

コレデマスター?

 やあ、この3日間毎日フルードの交換、調整で疲れてたのさMyブラザー。

といった感じのしん5です。 本当大変でしたね。DHTeamは3時間ぐらいかけたのにオイルを交換できただけになってましたからね;

 ではお待たせ、これが自己流
「正しいHAYESオイル交換調整法」

※あくまで自己流です

 まず物事は半端はいかんとですよ、Bikeにブレーキ付けたまま調整ってのはカッコイイですが大変だし、オイルで汚れる可能性あるんで思い切って全部外しましょう!
コレデマスター?

DH、COWANともに前後外してからパッドも外します
コレデマスター?

 このままブレーキを置いておくと気泡があがってきてやりやすいそうですが、そんなに待ってられんのでキャリパー側(下側)から上まで物でコツコツ弾いてやってご飯をば食べます。

 お腹も一杯になると眠くなるけどここからが本番だ。どれでもいいからまず選んでからレバーを固定します。 

 フルード調整の際基本にして重要なのが調整の際のセッティング。これによって作業の手間も制度もストレスも減るのでしっかりセッティングしてください!
コレデマスター?

 では前回でフルード使い切っちゃったんで新しいのを買いました。
コレデマスター?

 前の黄色いやつだと一台分ぐらいしか(本当なら1.5台分ぐらいあったのに;)ないので多目のやつを。


 下準備は前と同じです。上部に受けをセットしキャリパー側からオイルを送る。
レバーをニギニギしてから下開けて少し出してから下から送ります。今回ブリーディングキットも借りたんでこいつで送ります
コレデマスター?

コレデマスター?
 手で握って送ります。この場合も圧力に注意。特に今回は自室だからな!


 オイルを交換した後はエア抜きですが、この時いいやり方を考え付きました(多分先に知られてると思うけど)
 まずオイルを上部のホースに溜めれるだけ(あくまで新しいオイルですよ)溜めたら
コレデマスター?
キャリパーのボルトを固定。そしたらキャリパーから上に弾きながらレバーをニギニギ。軽くでいいので握っているとオイルが動くので気泡が上がってきます。この際もホースとレバーの高さに注意。

 そして気泡がある程度抜けたらキャリパーピストンを一度戻します。
コレデマスター?
レンチなどで内側にぐいぐい押し込んでください。
 次にパッドを戻しますがキャリパー類がオイルで汚れているとだめになっちゃうのでディグリーザーか中性洗剤を薄めたもので拭きます。その後装着。

 そしたらローターをかませてレバーを握ります。
コレデマスター?
車体にキャリパーをつけたままならこんな手間はかかりませんが車体やパーツがオイルで汚れると塗装がはげる原因になるのでこの手法とってます。Diskも余ったローターでやってるし。

 そのローターを挟むレバーの感触で気泡が残ってないか調べます。例としては

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・ローターを挟んだ後も(ローターに接した後)握らないとレバー引くのが止まらない
 これは気泡が残っているためにローターを挟んでもその力が緩く、気泡がレバーを握る力によって圧縮されてからローターを挟む力が復活する  のが原因です。よくレバーの遊びが緩くなったとものだと思うのですが、 ローターを挟んだ後は「カチッ」という感じでレバーが止まるのが正しい感触です。
 こうなったらまたエア抜きを続けてください。

・レバーの引きしろが大きすぎる、また少なすぎる。
 これはキャリパーの突き出しによるところが多いです。その際は一旦ピストンの出具合をリセットしてください。方法はキャリパーの間にローターよりも厚いもので間を空けてから再度ローターを挟むことを行ってください。ウチの場合はキャリパースペーサーでリセットしてます
コレデマスター?
コレデマスター?

 これを行うと上部のオイルの量が増減します。つまりピストンがでればキャリパー内のオイルが不足するので上部のオイルが減るわけです。なのでもし自分の必要とする引きしろにセッティングしたければ。
・引きしろをタイトにしたい
 ローターよりも薄めの物を噛ませてセッティングする。

・ルーズにしたい
 この際はちょっと変わっていて、上部の器具を外しふたをしてレバーも通常の位置に。その後レバーを軽く握ってからキャリパーのボルトを少しずつ抜いて調整します。先の説明でもありましたがピストンはオイル量によって出る量が変わりますので、オイルが少なくなればそれだけピストン間の間隔は開くわけですね。

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 Diskの間隔を合わせたらあとはBikeに取り付けるだけです。にしても今回も汚れたもんだ;
コレデマスター? 
ですがようやく仕組みを理解出来ました。初めは片方に2時間もかかってましたが今は30~50分ぐらいでオイル交換から調整までできますよ! ふう、きつい3日だった。



 ちょっとした情報

・ 前後交換した際のオイル量はこんなものですね
コレデマスター?

 やはりある程度の量は必要です。


・ メンテした際一個だけキャリパーのボルトを「これはやりすぎだろ」ってくらい緩めてもオイルが送れない(送りにくいもの)があったんですよ。オイルは上からは通常に逆流してくるのになぁ? と思ってたら逆流するオイル内に不純物が混じってまして、多分キャリパー内にゴミとして不純物があるせいで下側からのオイル通路をふさいでるんじゃないかと思い逆に上から送ることに。

コレデマスター?
 すると不純物が抜けたので普通に下からも送れる様になりました。こういったこともあるんですね。


・上部のオイル受け取りの穴ですが、ホースを抜く際に気泡が入らないようにゆっくり抜きましょう。穴付近にオイルが垂れますが、このオイルがあるうちにふたをしてください。気泡が入らないようにね。



  ざっとこんな感じです。大雑把な部分もあるし説明し忘れてるのもあるかも。もし自分でメンテする際にいろいろ情報調べると思いますが参考のひとつにでもしてください。何かありましたがコメントによろしく。



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この記事へのコメント
お久しぶりです。「こぶ」です。
それにしても、物凄い勢いで更新してますね。

私は、ついこの間へイズのMAGのフルード交換で、謎のトラブルにみまわれ苦労しました。現象はフルードが入っていかないってヤツ。色々やっているウチに直ったンですけど。
単品で長期保管してた部品なので、マスターシリンダー内のエアが抜けなかったのだと思います。

私は、ブレーキフルードを扱うのって苦手です。
Posted by こぶ at 2006年10月05日 19:13
 そうですよねー、絶対メンテナンスブックみたいに「スー」っと何の問題も無くできたことないです; というか使用してれば何かと問題起こりますからね、とても新品を扱うようにいきませんよ!


 にしても、HAYESのMAGってリザーバー側の受ける穴ってHFXシリーズとは違うんじゃないですか?やはり専用工具って作業のスムーズさにおいて重要だなあと思います;自作で何とかなる部分もありますが、パーツの寿命に直結してるものをずさんに扱うのも返ってデメリットですからね。


 フルードの詰りって結構キャリパー側の不純物が原因かもしれませんよ。交換時にフルード内にごみがある時あったので、そういった場合は一旦キャリパーからいく分かフルード抜いてみてごみが出たようなら下から送るといいかもしれません。あくまで自分の参考ですが;

 更新は来週からは抑え目になるかもしれませんね。忙しくなりそうですし;でもライディングは今どんどんインスピレーションが高まっています!新しいことができるのってすごく楽しいですから^^
Posted by しん5 at 2006年10月06日 04:08
 
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